日本家族再生センター

被害者支援で傷つく被害者 

私の支援を受ける女性はたくさんおられます。実際カウンセリングのクライアントの45%は女性です。もちろん加害女性もおられますが、圧倒的に多いのは被害女性です。

その被害女性のかなりの方が、私のところに来る前に行政の女性相談を受けたりシェルターに保護された経験をお持ちです。もちろん、それらの女性支援で問題が解決されていれば私のところに来る必要はありません。それらの支援で解決できず、私の支援に繋がってこられています。

それらの方は、行政の支援と私の提供する支援の違いについて身をもって理解されていますが、一様に語られるのは行政の相談員やシェルターの支援の質の悪さです。

私のところのシェルターを出て、離婚の選択もせず、元の住まいの近くに帰った被害女性は行政の相談員からはバカ扱いされ、もう支援はしないと言われたし、警察からは危険だと非難されたし、散々な目にあったと。本人は、DV夫のリスクはあるけれど、私の支援を受けながら、夫との関係も切らずに且つ、自立して子育てするために、とてもとても努力されてたし、ほんとに私も敬服しています。

地元に帰って夫さんとは別居し私のグループワークには一緒に参加し、子育てでは夫さんのサポートも得られるようになって、なんとかやりくりしています。彼女も彼もよく努力してくれたし、別居はしてても、それぞれが自立し、子育てに関しては助け合える程度にまで関係が修復しています。

そんな彼女をバカ扱いして支援を拒否した女性相談や夫が危険だから遠くに行けと言った警察の対応こそ、支援のあり方が不十分だということではあるけれど・・彼女の傷つきを思うと私も腹立たしさを感じないではいられません。彼女の自己決定を尊重しその決定に沿った支援をなぜできないのか、それはいわゆる世間の支援者がDVやあるべき支援について何も理解できていないということでしょう。

恐れなくていいことを恐れ、やるべきことをやらないから、問題が解決しないどころか返って被害者の負担やリスクを高め、離婚しても誰も幸せになれない、そんな支援に成り果てているケースが多いのではないかと危惧します。すくなくともこれは私の勝手な推論とか伝聞ではなく、被害者支援を受けた多くの被害女性の生の語りから理解できたことです。

被害者支援の現場では・・・

被害者が離婚したくないとかできないとかいうと、「それでは何も解決できないし支援もできない」と言われるし結局離婚を前提でしか支援が得られないということ。「夫の元に帰るのならもう何もできない、また殴られたら来てください」と言われたり。

暴力的な夫を何とかしたいししてほしいというと、「DV男は変わらないし何をやっても無駄、どんどんエスカレートして最後は大変なことになる」と脅かされる。

離婚したら生活できないというと、「弁護士を紹介するから離婚は難しくないし生活保護を受けて暮らせる」と簡単に言ってくれるが、実際に離婚して、保護を受けられないとなっても「管轄が違う」と支援してもらえない。

とりあえず、今は危険だからと本人の意図も確認せずシェルターに入れられた。シェルターに入ったら携帯も取り上げられて、誰とも連絡できなくなったし職員の前でしか電話もできない。シェルターに入ってる人たちとあまり話さないように言われる。外出も自由にできないし、保護と言いつついつも監視される。名前を使われず番号で呼ばれる。望んでないのに精神科医やらカウンセラーに話すよう強制される。

などなど、傷ついて暖かい支援を必要とする多くの被害者が孤立し、恐怖や不安が募るような対応をされ、支援の中で二次被害を受けています。DV夫のコントロールを脱しても援助者のコントロールを受けることで自己肯定感がさらに低下し依存的になってしまいます。

一体誰のための支援でしょう。本来なら傷ついた被害者が逃げる必要はないはず。加害者を拘留して被害者の安全や安心、変わらぬ日常生活を守るべきでしょう。諸外国ではそれは当たり前。もちろん誰が加害者で誰が被害者かということも公正で中立的な立場の人の検証で確認されるべきです。

もちろん被害者支援の現場の方達に悪意はないでしょう。善意でやってることとは思います。けれど、DVなどの家族間の問題について、基本的な知識もないし被害加害両当事者に対する援助者としてのスキルが決定的に不足しているから、善意にもかかわらず二次被害を起こしてしまいます。

このあたり現場の支援者の問題というより、法律や制度の問題であり行政の仕組みの問題でもあるでしょう。知識も支援の力もない方達が法律を作り制度を運営しているのだから。そんなところに関わるエライセンセたちが私のところに学びに来るようになれば、DV問題もかなり前に進むと思うけれど・・ありえないよね、そんなこと。(笑)

ある日のシェルター定食・・

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