日本家族再生センター

いやー大変、だけど三本脚歩行でなんとか

昨日は月一恒例の名古屋セッション。いつもの新快速で名古屋に向かうところ神戸線・京都線が動物のなんとかで運休・・。 鈍行をのりついで名古屋に行くのは時間的に無理そうだし乗り換えも大変そうだし・・で京都駅に行って新幹線で名古屋まで。杖つきながらね。

新幹線では半時間ほどで名古屋に着くので、名古屋での時間潰しは新幹線ホームでの読書。読み上げた著書は、林 千勝 さんの「原爆は日本人に二十数発投下せよ」という過激なタイトル。

 

私たちは、米国は戦争を終わらせるために原爆を投下した、とか、原爆で終戦になりそれ以上の戦死者を出さなくて済んだとかの原爆投下肯定論に与した考えを知らず知らずのうちに刷り込まされているけれど・・その欺瞞を正確に論破したのが本書です。

原爆投下の一年ほど前?に、ルーズベルトとチャーチルが密談し、原爆は日本に落とすのではなく、日本人に落とす、日本が降伏するまでに二十数発を投下し、日本人を殲滅するという合意がなされています。

原爆を投下しなくても日本は降伏するということは百も承知だけれど、原爆を投下する目的は戦争終結にあるのではなく、プルトニウム原爆とウラン原爆の性能の差を見ること、それぞれがどれだけの殺傷力があるかテストすること、原爆を大量に使用することで、ソ連ほか世界の国々に対して絶対的なヘゲモニーを獲得することが目的だったのです。

ですから、それまでに通常爆撃で破壊されてない工業化された都市で使用しなければ、都市に対する破壊力は確認できません。で広島が最初にテストされたわけです。しかも、人的被害を確認するには人が逃げ出したり、地下壕に避難されていてはテストの正確性が失われます。そこで、数日前から爆撃機の飛来で空襲警報を出させて、空襲もなく解除させるということを何度も繰り返し、空襲警報に慣れさせ、油断させ、市民が出勤、通学のために都市部に集中する時間帯、8時15分を選んで投下しているのです。

何万人もの市民が一瞬にしてあるいは地獄の苦しみの中で死んでいくのですが、予測されるそれらの事実に対して、良心の呵責も人としての悩みもなく、たんたんと殺戮のプランを作っていったわけです。

これは著者の推論ではなく、情報公開法によって公開された資料によって確認できる事実なのです。

原爆はイタリアにもドイツにも落とされることはなく、日本に・・いや日本人に落とされた事実、これは世界を支配する者たちが、日本人を恐れ嫌悪し、殲滅を目指したからだろうと著者は語ります。

英米人がみんな酷い人間だというつもりはないけれど、少なくとも長年植民地支配を続けてきた権力者たちは実は魂を悪魔に売り渡した、哀しい人間であるというだけのこと。英雄なんて所詮そんなものかもしれません。

そんな 林 千勝さんの本を読み終えた私、名古屋セッションの会場に向かったけれど、たかだか数百メートルの距離なんだけれど、痛む脚を引き摺りつつ杖つきながらの移動はけつこう大変でした。

で、名古屋セッション・・・リアル参加一名、オンライン参加一名という参加者の少なさ。だけれど、三人で六時間近くをしゃべるのだから、それなりに語りの内容は深まります。いくつかワークもやったけれど、その内容は、過去体験の書き換えは身体感覚を利用するとうまくいくねってところかな。

そんなワークの後はまた駅まで歩き、帰りは新快速を乗り継いで山科まで帰りましたとさ。