日本家族再生センター

癒しと回復のためのシェルター生活・・

今日は二週間シェルターに滞在してた母子が退所し自宅に帰られました。自宅での子育てはいろんな意味で、母親にとってかなりの重圧で、母親に取っても子供にとっても、いいものとは言えません。

とはいえ、今は状況的にどうすることもできず、なんとかバランスを保ちつつ、状況の変化のためにできることをしていく、それしかありません。

そんな母子に対して、私のできること、誰からも批判や非難を受けることなく、安心して自由に気ままに過ごせる空間を用意すること、美味しい食事を提供すること、いろんな当事者の方たちとの対話の場を提供すること、などでしょうか。母子の生活環境を私が変えることはできないし、それに関して私は無力です。

けれど、その母の不安や孤独、怒りや悲しみに寄り添い、いざとなれば、できる限りのサポートは惜しまないことを告げ、安心してもらうこと、困難な状況に耐える勇気や自己肯定感を持ってもらうこと、これらの心理的な支援は可能です。けれどこの支援は今後の彼女の人生に大きな力になるものと確信しています。

私の運営するシェルターのこの機能は・・たぶん昔は誰にもあった頼りになる実家の機能なのかもしれません。「なんかあったらいつでも帰ってきなさいよ・・」の言葉に集約される安心感でしょうか。私もママと娘にハグハグして、その言葉で二人を見送りましたとさ。ほんと私は実家のおかん・・・味ママしてます。