日本家族再生センター

エゲレスリポート・・・世界を知る・・自分を知る

エクセターのお宿を出たのは朝七時ころ。通りはまだ人通りも少なく静かです。

朝食はコンビニのサンドウィッチ・・黒パンなのはさすがです。なんとそのコンビニに握りと巻きの寿司セットが・・。

ランチはなんと、かのラザフォード研究所の食堂でチキンカレーを。私の仕事とは関係ないけれど、お友達がここでお仕事しているお友達と会うために、やってきたというわけ。

ラザフォード研究所といえば量子物理学の先達のラザフォードが設立した研究所で、今は粒子加速器を使った様々な研究を行っています。施設も300くらいの施設があるようで、世界中から科学者が来て最先端の研究をしています。

京セラドームちゃうし。写真はネットから。

世界の人たちが集まるだけに、ここには世界の現実の多くの物語があります。私はその一つの物語を聞かせていただきました。独裁権力がどれだけ残酷なことをやるか、そしてその暴虐も、人々の無知や無関心、事なかれ主義があればこその現実です。

胸痛むその物語・・私も声を大にして訴えたいけれど、それすら叶わぬ厳しい現実があることだけは伝えたい。日本の多くの人たちには「自分と関係のない世界の知らされたくもない現実」・として知ることも知らされることもないことだけれど、それはいつか他人事でなくなるのかもしれません。いま、私たちがやらなければならないことは、世界を知ること、自分を知ること・・世界と自分の関わりを知ることのような気がします。

今日の観光はこれまた世界的に有名なストーンヘンジです。道中近くにあったのでせっかくだし寄ってみようということに。ラザフォードだけでなく、まさかストーンヘンジも体験するなんて、思ってもいませんでした。

このストーンヘンジ、5000年ほど前の築造らしいけれど、その方法や目的など、はっきりしたことはまだわかっていません。あれこれ説はあるようですが、数百キロ離れたところから何百トンもある巨石をどうやって運んだのか、どうやって組み上げたのか、どのように使われたのか・・今は想像するだけです。はっきりしているのは、崩れた巨石群があるという事実だけです。

その事実の前で、5000年の「時」をどう意味づけるのか・・・自分とは関係のない、ただの石の塊なのか、何千年もの昔から巨石列柱の前で人々は何を思い、何を行ってきたのか、それと自分の生き様とをどのように重ねるのか・・

今日は命の意味を考えさせられる一日でした。くそまじめなのもたまにはいいですよね。

今日の晩御飯はニジマスの塩焼き、ワカメの酢の物、茶碗蒸し、お味噌汁、でした。お友達も、茶碗蒸しは四年ぶりだと、喜んでくださいました・・・とさ。