日本家族再生センター

感情を理解する・・・受け入れる

先日のカウンセリング、夫婦間暴力の問題で長年辛い思いをされていた方・・本人もパートナーも、ヒートアップしたらなかなか収まらず、相手に伝えようとすればするほど、伝わらずこじれたままの関係もなかなか改善されることもなく・・

で、その方がやっとやっと思い至ったのは、相手に期待してもうまくいかないということ。善意とか、思いやりとかも、伝わらなければ無意味、ただのコントロールにしかなりません。で、相手ではなく、自分の問題として考えてみようということに・・・。

自分はなぜ相手に期待するのか、何を期待するのか、何を伝えたいのか・・それらは相手の問題ではなく、自分の心の問題・・・相手に答えを求めるのではなく、自分の心に問うてみること・・・そのことに思い至ったとのことで、久々に私との時間を共有させていただきました。

そして、昨夜は男ワーク、常連が数名欠席するも、新たな参加者や久々の方も来られて、12人の集まりとなり、ほぼ満席。お題は絵本の読み合わせ・・・読んで・・見て・・何を感じたか・・それを人に伝えてみようというワークでした。

私たちは状況を伝えるのは得意だし、その言葉もたくさん持っているけれど、感情は曖昧で主観的だから、伝えるのも難しい・・受け手と発し手の意味のズレも起きやすく、葛藤も起きやすいもの。けれど、感情が伝わらないことには、相互理解も難しい・・とりあえず、自分の感情がどのようなものか、確認するところから・・ということで、絵本の登場となりました。

絵本ワークの後は、マイサンクチュアリーなるワークを。自分が安心して自分で居られる場、や関係、モノなど、自分を支え、安定させるために必要なサンクチュアリーがどんな者だったか・・語り合っていただきました。

結局、自分の心に蓋して、いい顔してても、本当の関係にはならず、いずれ辛くなったり破綻したり・・・だから、まずは蓋してた自分の心を覗いてみることからスタートかな・・悲しみ、不安・・安心・・愛・・いろいろあるけれどね・・・そんなワークでした。

 


東京ワークで5歳の女の子がプレゼントしてくれた絵手紙?文字はなくても気持ちは伝わってくるよね。