日本家族再生センター

当事者性の援助・・・・メンズカウンセリング講座

昨夜はしんしんと雪が降ってたので、朝が心配でした。が、幸い気温は低くなくて路面は溶けてて一安心。

荷物を乗せてバイクで会場に

今日のメンズカウンセリング講座第一講は「メンズカウンセリングとは」と言うテーマで、その基本概念や、フェミニストセラピーやナラティブセラピーなどの類似セラピーとの差異についておしゃべり。メンズカウンセリングの基本概念のひとつに、当事者性があります。

セラピーに権力構造を持ち込まないということと、権力構造に依拠して生活するセラピストとしての自己という不一致が必然的に発生するけれど、メンズカウンセリングでは、セラピストもまた権力構造に置ける加害者でもあり被害者でもある当事者としての自己を受け入れるとうことです。

クライアントと同じ世界を生きる当事者とすることで、人生の物語をともに紡ぎながらもセラピーに権力構造を持ち込まずに済むのです。

そんな私のおしゃべりの後はテルさんと私の対談で、テルさんの人生物語を語っていただきました。いや、テルさんの家族の物語と言ってもいいかもしれません。ほんとにこの十数年、テルさんの人生は下手なドラマよりもよほど、興味深いドラマです。その語りからは参加者のみなさん、いろいろ学んでくださったことと思います。

対談の後は、ロールプレイ・・・職場の女性関係の悩みをかたるクライアントとカウンセラーという設定でロールプレイを二例やってみました。巻き込まれない対話のあり方、問題を問題とする視点、価値観にとらわれない対話のあり方など、メンズカウンセリングのカウンセリングがどんなものかも感じていただけたようです。

ロールプレイの後は、テルさんファシリのグループワークを楽しみました。それにしても10時間があっという間に過ぎてしまう、おもしろさ・・・。やめらんないメンズカウンセリング。