日本家族再生センター

捨てない、見捨てない・・・

昨夜遅くにパニックになってしんどくなったママさんからお電話でした。発作時とか、混乱状況の時、過呼吸のとき、などなど緊急対応が必要な時は、いつでもかけていいし、と、携帯番号をお伝えしている方も少なからず存在しています。

もちろん、私がぐっすり寝てるときとか、入浴時とか、移動中、などなど、出られない時もあるけれどと、いつかけてもOKとしています。が、あくまでそれは緊急対応であって、日常的な支援とは異なります。

日常的には、カウンセリングやグループワークを行いますが、基本有料で、カウンセリングは予約制。だれでもいつでも利用できるよう、極力低額で、できるだけ枠は設けないようにしています。そんな私がしばしば口にするのは「見捨てないからねー(笑)」って言葉。何年たっても、私の支援はエンドレス、かかりつけのカウンセラーって所。

そんな私、今日は冷凍のチキンレバー1キロ入りが450円ほどで安売りしてたし、ものも悪くなさそうで、つい買ってしまいました。

で、どうするかなあ・・・としばし考え・・・結論が、しばらく作ってないパテを作ろう・・ということに。・・・で取り出したのが

二十年ほど前に誰かから譲り受けたフードプロセッサー。すごく重いけれど、容量も大きいし、ハイパワー。ここに材料を放り込んでガー。あとはパウンド型に流してオーブンで焼くだけ。このガスオーブン、私が結婚したての頃中古で10万ほどで買ったもの。だから製造から半世紀ほど経ってるし、私も四十年使い続けています。

でパテの出来上がり。もちろんうまかったよー。

出来上がったパテでシェルターの晩御飯に。

それにしても、料理素材にしても、調理器具にしても物持ちがいいというか、貧乏くさいというか、捨てるということができない私。見切り品が大好きだし、消費期限は気にせず自己判断に自信を持ってるし、いったん使い出すと愛着が出て、道具も捨てられないし、その道具がうまく働いてくれるし。

こんな私からすると、CMに乗せられて、どんどん買って、どんどん捨てる、そんな消費スタイルは納得できないし、お金が必要、結局不要な労働を強いられる結果になって、豊かな暮らしにはならないとしか思えません。資本経済の奴隷になってしまうよねえ。

この感覚が対人関係にも現れてて、世間にうまく適応できなくて、しんどくなったり、外されかかってる人たちに対する愛着、に繋がってるし、支援の形にも現れてるのかもしれません。いったん関われば、とことん関わるし、見捨てないよー、と言いたくなるのだからね。