今日のお勉強は、ダルク界隈の人たちの学びの場でした。一応、教える?のは国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所のスタッフで、アミティーでの学びやスタンダードなエンカウンターグループを基本にしているようでした。
講義と、デモセッション、と、それに続く、参加者のミーティングと、3本立てのお勉強は、参加費無料。
けっこう広い会場とか、立派なテキストの配布など、ああっお金があるところは違う・・と、ため息。
確かに話す事や、ワークの理論や、実践の意味はよくわかるし、私も用いる事はある事だけれど・・・。
長年当事者主義で支援してきた私には、多少の違和感を感じなくもない学びでした。講義された方に対して助手?さんが何のためらいもなく「先生」と呼んでるし、先生もそれになんか反応するでもなく、ああ、先生なんだと、納得。
それに異質の他者(である私)に対する眼差しに優しさを感じなかった事。またセッションが、回復を目指すのはいいけれど、問題がその個人にあり、そんな個人同士が集まって、ともに学び合い、成長する場として構造化されてて、社会病理の視点や、多様な価値観を尊重する視点は薄いように感じられた事。それは私の提唱するメンズセラピーがいかに世間の医療モデルから遠く離れたところで理論化され、非権力的で非構造的、なんと自由な場か、改めて実感する事ができました。やはり、メンズセラピーはいいわって改めて自画自賛。メンズカウンセリング界隈の方たちの力も実感できたし、感謝ですぅー。