日本家族再生センター

怒っちゃだめっ!!じゃダメ

昨夜の男ワーク、出足は遅かったけれど、子連れのパパさんや初参加の男性も含め全員で十名の集まりとなりました。

妻に家を出られた方が何人もいるし、逆に家を出たり、追われたりした男性も。何れにしてもその出来事には夫婦双方の感情のぶつかり合いがあり、暴力的な言動があったりします。

で、ワークに来た男たち(昨夜は男だけでした)はその時の怒りが問題だったと思い、反省しなくては・・と自戒しているけれど・・・

昨夜、私が皆さんに提供したワークのお題が「こんな時なんて言う?」というもの。

サラリーマンの夫のストレスフルな日常の、ごくありふれたでも実はとても危うい対話モデルを、時系列にいくつか並べてみました。

「こんな時あなたならなんて言いますか?」ワークシートに提示した状況でロールプレイをやってもらいました。理不尽に言う方と言われる男性、二人を観察する人の三人組でその状況のロールプレイです。もちろん正解はありません。

三人組が三組できて、それぞれにロールプレイの内容も様子も異なります。問題の起きないような対話の仕方を先輩があれこれ提示してるグループもあったようだし、ただのおバカな雑談で盛り上がるグループも。

ひとしきりロープレを楽しんだ後、全体でシェアして感じた事は、それぞれの体験した家族解体の出来事の時、怒りに支配されてた自分はどうにもできなかったけれど、同じような状況をロープレで行うと、自分の怒りを客観視できるし、エスカレートして暴力的な言動に走らなくてすむ方法が実はいろいろあることに対する気づきと。

大切なのは怒らない事ではなくて、なぜ怒ったのか理由を相手に求めるのではなく自分の心を理解し、怒りやその原因について、相手に冷静に伝える事。理不尽な事に対して怒りを感じるのは当然だけれど、その怒りが正当なものかちゃんと対話して確認しつつ、理不尽な事態を協力して改めて行く事で、だれも傷つかずに問題を終わらせる事もできます。

怒っちやだめ、と感情を抑圧するのではなく、怒りに至る自分の価値観や物の見方を確認し、それをちゃんと言語化する事、とりあえず、怒ってる事を理解し、自分は怒ってるって言葉にしてみる事かな。

そんなこんなを楽しく学びあったワークの後も何人かが居残りでおしゃべり。私も帰宅したら、11時半頃になったかな。へろへろー