日本家族再生センター

語りと癒し、物語と回復・・・ナラティブ実践

いやー、頑張りました。金曜のグルメナイト、土曜のビジテーションサポートにカウンセリングが二件。そのあとは夜バスで東京に。

 

夜バスは早朝の東京に。日本橋会場まで徒歩移動。

日本橋会場では朝一のカウンセリングのあとはミニ講座としてナラティブセラピーについて私の考え方をおしゃべり。

傷ついた人たちは誰かにその体験や感情を語り、気持ちをしっかり受け止めてもらうことで、痛みが和らぎ心癒されていきます。さらにセラピストとの対話の中で、単に体験を語るだけではなく、体験を物語として語り、体験の意味づけを変える人生の物語の書き換えが可能となります。

その物語を共につむぐセラピストはクライアントとの共著者と言えますが、そこでセラピストに求められるのは、権力構造をセラピーに持ち込まず、むしろクライアントの体験から学ぶunderstandの立ち位置につくことが求められます。

さらに、セラピストの生きてる世界の価値観をクライアントに押し付けないよう、またクライアントの語りを無条件に受容し共感するためにセラピストはあらゆる価値観から解放されていなくてはなりません。

この時にセラピストには確固たる自己信頼が求められますが、その力が弱ければ、クライアントの語りを受け止められず、防衛的な態度になってしまいかねません。かように、真にナラティブセラピーを行うにはかなりの難しさがあります。・・・日常的に知識や権力でクライアントをコントロールすることに慣れたセラピストにはナラティブは難しい・・・そんなこんなことを語らせていただきました。

そんなミニ講座のあとは三件のビジテーションを兼ねたグループワーク(1)を。このワークではお互いを自己紹介しあうけれど、架空の自分を自己紹介するという妄想ワークのひとつ。

 

お昼のカウンセリングのあとはグループワーク(2)を行いましたが、「心の距離」と言うワークでは対人関係を自身の好き嫌いの相関で図表化し、客観視するトレーニングです。

 

 

グループワーク(2)のあとは、女のグループワークを。女ワークでは「マイサンクチュアリー」なるワークで、自身にとって安全安心な空間はどんなものか検証していただきました。

女ワークのあとは夜の9時過ぎまでカウンセリングでした。ということで、朝から夜まで、ぶっとおしで話すか聴くかの13時間でした。ちょーハードだけれど、これもまた慣れればどうってこともなくなるってのも不思議。

 

全部終わって、日本橋会場から東京駅までテクテク。夜バスは早朝に京都に着きましたとさ。