日本家族再生センター

結婚してもねぇ・・損するのかな男達

先日の新聞報道によると、生涯未婚率が男女それぞれ3パーセントほど上がって、男性は23.5%ほどで、ほぼ四人に一人は一生一度も結婚しないとのこと。女性は14%なので女は離婚する、男は結婚できない、しない、傾向があるということでしょう。

男が結婚しないのかできないのか、判断は難しいけれど、私の思うに結婚するメリットよりもデメリットが多くて、結婚したくても踏み切れないというところでは無いかな。

実祭、結婚しても上手くいかない夫婦も多いわけで、離婚も当たり前の現代、結婚しても離婚してもリスクを負うのは男という図式もありそう。家族のためにあくせく働いても、結局家庭に居場所はなく、離婚すれば多額の慰謝料や養育費を払うのは圧倒的に男。男には親権も与えられない場合が多く、こどもとの面会交流すらできない男も少なく無い。

確かに男が女を抑圧する構造はあるけれど、男が差別される現実もあるわけで、差別されて辛い思いをするのは女ばかりでは無い。男の被差別性もちゃんと研究されるべきところだけれど、そのあたりフェミニストに嫌われたく無い学者はしらんぷり。

だから、私は「結婚おめでとう」なんて言葉が無責任に思えて、うっかりおめでとうなんて言えません。結婚するしないが大切なのではなく、お互いが信頼関係をつくり相互に思いやったり分かち合うことで、人としての幸せを享受できるかということこそ大切なところ。

人と人が愛し合いともに暮らすのに、国家の承認など不要と考える私なんだけれど、四十年ほど前にうっかり結婚してしまった。ほんとは結婚なんてどうでも良いことなんだけれどね。で、なんだかんだあった時に離婚届にハンコついて連れ合いに渡したら、しばらくして、また連れ合いから彼女もハンコついたその届けが返されてきた。お互い法律で縛ることはしないよっていう約束です。嫌だったらどちらからでも出して良いことにしたけれど、近年、離婚届の様式が変わったので、その届けは無効になってしまいました。

とはいえ、世間でいう「男に課せられる責任」を負う筋合いはないと考えた私は、結婚当初から、連れ合いとはダブルポケットでやってきたし、男であることで、得することもなかったし損することもありませんでした。そして今、人としてとてもラッキーでハッピーな人生を送っていると言っても嘘では無いでしょう。ほんと男らしく頑張れない人でよかった・・・世間で言えば最低の男かもね、私。連れ合いも子供も扶養家族にしたことは無いし、サラリーマンも十年きり、あとはまともな仕事もせず、やりたいことだけしかしないわがまま人生。

こんな私だから、私のありもしないよからぬ噂を信じて私を毛嫌いしたり嫉妬する人も少なく無いかも・・おバカな人たち。少なくとも、私は自分に嘘はつかないし、私なりに謙虚に誠実に生きてると自負するし恥ずべきこともなければブレることも無い。他人が私をどう評価しようと構わないけれど、まあ、こんな私のことをたいして知りもしない人に簡単に評価されるほど単純でも無いし。

これからの世の中・・ますます混沌としてきてるので、世間の常識に縛られて結婚するより、非婚でも自由に生きてた方がいいって思うのも当たり前だし、誰かと一緒に暮すにしても、私みたく結婚制度をうまく利用するのもありだし、制度に頼らず相互信頼だけで暮らすのもあり・・。結婚ってその程度のもの、結婚してもしなくても離婚してもしなくても・・みんな幸せになれるしね。常識に縛られなければね・・