日本家族再生センター

朝まで語る・・・当事者のサンクチュアリー

昨夜は月一恒例のグルメナイトでした。常連の方たちの参加が少なかったけれど、新しい人たちの参加があって、結局大人十名、こども四人の比較的、ゆとりある集まりとなりました。

 

 

メニューはいつもながらに50品をスタンバイ。

今日のお薦めはハヤシライス

グルメナイトでは、豊富なメニューを用意してますが、何よりの自慢はなんと言っても、自由な空間・・当事者にとって世間の価値観から自由な空間であるということ。

家族や職場など世間の人間関係で傷ついたり困難を抱えてた方たちが私のカウンセリングやグループワークで力をつけ、自由に語り合う実践的なトレーニングを行う場としてのグルメナイト。

そこには加害被害、性別年齢に関わりなくいろんな方が参加しているし、しかも酒も飲みながらのおしゃべりはさながら大家族。本人たちが原家族で得られなかった育ちを再体験するための疑似家族と言えるでしょう。

感じたこと考えたことを自由に語ったり、他者の語りに耳傾けたり・・男・女・こども・・それぞれの立場で場に関わり場を構成する一人として、存在を受け入れられます。

もちろん、グループワークのアドバンス的な位置付けで、参加当事者もより対話スキルや自己信頼が求められます。語り合いでの意見の対立や傷つきのリスクもあり得ますが、その中でより実践的なスキルを獲得できるというもの。それは個々の関係で起こりうることではあっても、常識とか正義とか倫理とかを参加者に押し付ける場ではありませんから、世間の価値観からはすべて自由であるという前提で場を作っています。

そんな昨夜のグルメナイト、二年ぶりくらいで参加するようになった方と遠方から参加された方たちが旧交を温め合いつつ話すとオールナイト。

さすがに私は片付けも終わった5時頃に帰宅したけれど、その方達は結局朝まで生トーク。さながら数年ぶりに語り合う家族のよう。出たり入ったりはあるけれど、いつでも帰れる、何でも語れる実家のようなグルメナイト、当事者のためのサンクチュアリー・・といえば大げさ?(笑)