先日、11月22日は「いいふうふの日」とかで、来世も同じ相手と夫婦になりたいと考えてる人は42%とか発表されてました。逆に言えば半数は来世は別の人と、と考えてるわけで、離婚率が婚姻率の30パーセント以上ということとリンクします。ということは、離婚には至らないけれど我慢して夫婦してる人が2割ほどということかな。
これらの数字をどう読み解くかは、人それぞれの価値観だけれど、日本の伝統的な家族観が崩れつつあると理解するのか、家父長制家族から新しい家族観が生まれつつあると見るのか・・。
私はそもそも、日本の伝統的な家族観と言う概念を信用していません。そもそも、日本と言う概念もその家族観も明治以降の近代化の中で政策的に作られたもので、人類の自然な家族の形態とは理解していません。
そもそも、江戸時代までは庶民においては貞節の概念もないし、離婚、再婚も当たり前、財産も夫婦別財産だったんだから、実は一部の人が嘆くような現代の家族の有りようはごく普通のこと。不倫だの離婚だのマスコミが騒ぐのがおかしいとも言えます。
先日11月22日に行われた男のワークで、ファシリのテルさんが出したお題「あなたにとっていいふうふとは?」にみなさん真剣に語り合いました。
ある参加者の語り「家族なんて幻想、いいふうふなんてファンタジー、11/22はわんわんにゃんにゃんの日だと思ってる」にみなさん妙に納得されてました。
たしかにね、ひとそれぞれ価値観も感性も違うんだから、相互の個性の尊重と自由で平等な対話に基づいた二人だけの契約からスタートしないと、いい夫婦にはなりえません。届けをだして、式をあげたらゴールイン、なんてありえないですよねえ。そんなの無責任。もめて当然。
私? 私はねえ、適度な距離、ダブルポケット、縛り合わずに自由、家事も経費も折半、とか書いたかな。常識的な家族観とはまったく違うけれど、いろいろあったにもかかわらず、それで大きくもめることもなく四十年の(うっかり)結婚生活を維持しています。
ああ、来世ねえ、たしかに今のパートナー、パートナーとしてはありがたい相手だし、それなりに敬意も感じてるけれど、来世は・・・イタリアか南仏と決めてるからねぇ、たぶん別の人になるんだろな。