日本家族再生センター

おいおい、だいじょーぶかぃー ? 何も知らない若者たち

昨日は毎年依頼されてる某専門学校の授業でおしゃべり、90分をふたクラス。ジェンダーと福祉と言うテーマです。

性とは何か、性に関わる差別とはどのようなものか、から始まって、性をめぐる犯罪や法律や制度などなど・・・さらに家族をめぐる法律や制度、家族意識、それらの国際比較について、90分でダイジェストスピーチ。

学生は二十歳前後の若者ばかり、女性が7割くらい。彼らは、私のおしゃべりを聞いて、初めて聞く話ばかりのようでした。戸籍制度が日本固有の制度であること、離婚後単独親権であること、面会交流が法的に担保されてないこと、夫婦間殺人は男女差があまりないこと、虐待死が減少し続けていること、などなど・・・子どもの権利条約については学んでいると言いながら、その現実についてはまったく知識がありません。

おいおい・・大丈夫かよー、きみたちそんなに何にも知らずにいて、将来結婚したり子供作ったりできるのー!? ・・問題起こってしまうんじゃないのー・・・と言いたくなった私。

彼らが自分の人生を選ぶとき、そのリスクマネジメントをするにも何も知識がなく、まともなマネジメントができるはずもありません。問題おこるよねえ・・・というのが私の実感。

まあ、私は四十年前にうっかり結婚してしまったけれど、当初よりダブルポケット、家事労働は折半、相手の自由を拘束しない、という約束でスタートしました。

実際、妊娠出産、育児に関してもほとんど折半、「手伝った」つもりはありません。こんな私は、今稼ぎもほとんどなくて、わがままな暮らしをしてるけれど離婚届にはんこをついたまま、四十年の結婚生活を維持しています。これも結婚当初から、私なりのリスクマネジメントをしてきたから・・と言えるかもしれません。

とかなんとか、こんな私から見ると、今の若い人たちはもちろん、若くない人たちも、自分たちの暮らしを成り立たせる、法律や制度、意識についてほとんど何も知らず、問題が起こったときに、その原因も理解できずに、誰かが悪いと、誰かを責めて争うだけ。

これでは豊かな人生なんて得られないよねえ・・・みなさん、今からでも遅くないし、自分の人生のために・・真実を理解してくださいねー。人生の意味について、向き合ってくださいねー。

今日は説教くさくてすんません・・久々に授業でセンセしたもので・・。