群れを嫌い、権威を嫌う、フリーランスの大門未知子は、たたき上げのスキルと医師免許だけで、困難なオペを失敗せずにやるらしい。
たまたま、昨夜は仕事もなくて、早めに帰宅したらほんと久々にドクターXを見ることになりました。
ドラマとしてはちょいと軽すぎて、笑ってしまうのですが、群れを嫌い権威を嫌う一匹狼というところは、ちょいと憎めません。私自身とかぶるところがありますからねぇ。違うのは、免許を持ってるか、無資格かってところ。それに一仕事1000万と3000円というところと。
とはいえ実は私自身、メンズカウンセラーとしての任意資格は持ってますが、これはメンズカウンセリング協会の認証したカウンセラーであるという任意資格。自分でだしてる資格ってとこかな(笑)
でもねぇ、立派な資格を持って高いカウンセリング料をとってるセンセ方が多い中で、私は三千円という破格の値段で仕事してるのは、私がほとんど無資格だからとか、質の悪い仕事してるからではありません。ここははっきりさせておきたいところ。
じつはねぇ、いろんなところでセラピーを受けたけど、ちっともよくならなくて、とか、行政の相談で聞いてもらったけれど、なんか気持ちを受け止めてもらえた気がしなくて、とか言って私のところに来られる方も少なくありません。
そんな方でも、けっこう回復して元気になってくださいます。本当のところは資格があるからとか、いい値段とってるからいいカウンセリングをしてくれるというわけではありません。
どのカウンセラーがいいか悪いかつてのは、相性の問題もあるしテーマにもよるし、一概には言えないけれど、クライアント本人にとって、ちっとも楽にならない、回復しない、というのはいいカウンセラーとは言えません。
私は、どんな方も費用で来談を諦めることのないよう、ギリギリのところで値段設定しています。儲けるのが目的でもないし、スタッフも私もほぼ無償だったり低額のボランティアレベルでの人件費となってて、経費を落としているからそれも可能。
低額でも、誰よりも篤く深く丁寧になにより謙虚にお話を聴かせていただいている自負はあります。紐付きでちいさい枠の中で自分や組織の安全を最優先して聴いてるセンセとはスタンスもキャパもずいぶん違うだろうと思います。
こんな私、大門未知子とちがってアカデミズムからも行政からもほぼ完全に干されてしまってるから、おいしい話は全くないけれど、自由に思ったままにセラピーを展開できるという、セラピストとしてはとても恵まれた状態の私と言えなくもない。
大門未知子も医学会から干されるらしいけれど、そうなると私の方が先輩です。ギョーカイはちがうけど。で、仕事なくなって悩んでしまうなら、私がカウンセリングしてあげよう・・・もちろん一時間三千円はいただきますよ。で悩みから解放された彼女が女ブラックジャックになって、完全なアウトローで仕事する・・・いいね。あっ私の妄想でした、失礼!!