「自己肯定感」を説明するのはすこし難しい・・・他人を否定して自分の正しさを押し通す気持ち、ととられてしまうことがあります。そうではなくて、他人に否定されても、自分の存在、態度に不安を感じないで、揺るぎない自己を保つ感情、と言えばいいでしょうか。自分に自信がある人は、他人の意見を聞いても不安にならないので、じっくり聴けるし、そのことで自らの過ちに気づけば、率直に自身の考えを改める力と言えばいいでしょうか。それは決して自己否定ではありません。
自分の価値観や思考、態度は変わりうるものだし、変わらないのは自己の存在そのもの。そんな自己を自分で認め、信頼する力と言ってもいいかもしれません。
逆に自己肯定感の低い人は、権威や金、知識や権力で自分を正当化し、自分の価値観を他人に押し付けます。強い人には従順です。寄らば大樹。
昔、私がアルコール依存の学生してた頃、一緒に山歩きしてた友達が勧めてくれたのが「孤高の人」でした。たしか新田次郎の小説でした。とても爽やかな感動を得たのを覚えています。他人がどう言おうと、世間がどうであろうと、自分は自分、自分の考えを大切にすればいいと、確信を得たような気がします。
そして、今日、アルコールではなくて自分に酔えてる私は、クリント・イーストウッド監督の「ハドソン川の奇跡」を見に行こうかな。自分を信じるということはどういうことかわかってはいるけれど、自分を失わないで困難を乗り越える人たちの勇気を感じてみたい・・
クリント・イーストウッド監督の作品はハズレがないように思います。あの重いテーマがたまらんいいです。ハドソン川・・どうでしょね。
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